AI生活者とは、AIを使う人だけでなく、AIによって暮らし方や商品との出会い方、企業からの理解のされ方まで変わり始めた生活者を考えるための言葉です。
2025年11月には博報堂DYグループが、20万件規模の生活者データをもとにAIで人物像を再現する「バーチャル生活者」のグループ全社員向け利用を開始しました。AI時代の「生活者」は、私たち自身の暮らしだけでなく、企業が人を理解する方法まで大きく変えつつあります。
AI生活者とは?AIを使う人だけを指す言葉ではない
「AI生活者」と聞くと、「毎日ChatGPTを使っている人」「最新のAI家電を使いこなす人」のような姿を思い浮かべるかもしれません。
でも、AI時代の生活者を考えるときは、もう少し広い視点が必要です。
私たちは買い物をするときに検索を使い、動画やSNSで情報を集め、ECサイトのおすすめを見ます。そこにAIが入り込めば、商品との出会い方や情報の選び方そのものが変わります。
一方、企業側でもAIを使って生活者を理解しようとする動きが進んでいます。
象徴的なのが、株式会社博報堂DYホールディングスと株式会社博報堂テクノロジーズが開発した“エビデンスベースド”「バーチャル生活者」です。
2025年11月13日に発表されたこの仕組みでは、博報堂DYグループが長年蓄積してきた生活者データをもとに、AIによって複数の生活者像を再現します。
社員は、そのバーチャル生活者とチャット形式で会話できます。
つまり企業側から見ると、これまで「30代女性」「子育て世帯」といった大まかな属性で捉えがちだった生活者を、趣味や価値観、情報行動などを含めて、もっと立体的に考えようとしているわけです。
私はここが、AI時代の生活者を理解するうえでとても重要だと感じます。
AI生活者とは「AIを使いこなす人」というより、AIが当たり前に存在する環境のなかで選び、考え、暮らしていく人と捉えたほうが、今の変化を理解しやすいでしょう。
私たちがAIに献立を相談することもあれば、反対側では企業がAIを使って「この商品をどんな人が必要としているのか」を考える。
AIは生活者の手元だけでなく、その生活者を取り巻く企業活動にも入り始めています。
AI時代の生活者はどう変わる?「検索する」から「対話して決める」へ
AI生活者の大きな特徴の一つは、情報を探す方法が「検索」中心から「対話」も使う形へ変わることです。
たとえば夕飯を考える場面。
以前なら「鶏肉 キャベツ レシピ」と検索し、いくつものページを開いて、自分に合う料理を探していた方も多いのではないでしょうか。
生成AIなら、「冷蔵庫に鶏肉とキャベツと卵があります。子どもも食べやすく、30分以内で作れる夕飯を考えて」と条件をまとめて相談できます。
さらに「昨日はしょうゆ味だったから別の味にして」「洗い物を減らしたい」と追加で伝えれば、会話しながら候補を調整できます。
仕事でも同じです。
メールの文章をゼロから考える代わりに下書きを作ってもらったり、長い資料の論点を整理してもらったり、旅行では「子ども連れで雨でも楽しめる予定に変えて」と相談したりできます。
ここで起きているのは、単なる時短ではありません。
「情報を自分で一つずつ探して組み合わせる」生活から、「条件を伝えて候補を一緒に組み立てる」生活への変化です。
もちろん、AIの答えをそのまま信じてよいという意味ではありません。
営業時間や価格、制度、医療・健康、契約、学校関連など、間違えると困る情報は公式情報などで確認する必要があります。
それでも、「最初のたたき台を作る」「選択肢を広げる」という役割では、AIはかなり身近な存在になってきました。
博報堂DYグループが掲げる「Human-Centered AI」も、AIに正解を決めてもらうのではなく、人の創造性や判断を広げるためにAIを使うという考え方です。
これは家庭でAIを使うときにも、そのまま当てはまると私は思います。
献立の最終決定をするのは私たち。
旅行先を選ぶのも私たち。
AIは「決める人」ではなく、選択肢を増やしてくれる相談相手、と考えると付き合いやすいですよね!
博報堂DYグループの「バーチャル生活者」とは?
では、企業側ではAIを使って生活者をどのように理解しようとしているのでしょうか。
博報堂DYグループの「バーチャル生活者」は、その具体例です。
この取り組みは突然始まったわけではありません。
バーチャル生活者は2024年3月にプロトタイプが発表され、その後、改良や実証実験を重ねながら、より実際の生活者に近い人物像を生成できるよう開発が進められてきました。
2025年11月に発表された“エビデンスベースド”「バーチャル生活者」では、博報堂DYグループ独自の大規模調査パネル「Queridaパネル」のデータを使えます。
Queridaパネルは、博報堂が年に一度、20万IDを対象に行う大規模調査をもとにしたデータです。
性別や年齢といった基本属性だけではありません。
生活に関する質問、メディアへの接触、商品の購買に関する情報などを含み、インターネット上の行動データと結びつけることで、閲覧傾向から興味関心を見ることも可能とされています。
つまり、「40代・女性」のようなラベルだけで人物像を作るのではないということです。
同じ40代でも、よく見るメディア、興味のあるテーマ、買い物の仕方、価値観は人それぞれですよね。
こうした違いをデータから反映させながら、AI上に複数の生活者像を作っていきます。
しかも、専門的なプロンプトを書く必要はありません。
データ分析などで得られたペルソナ情報を入力すると、数クリックでバーチャル生活者を生成でき、一度に複数の人物とチャット形式で会話できます。
たとえば新商品のアイデアについて聞いたとき、全員から同じ「賛成」「反対」が返ってくるのではなく、それぞれ異なる角度から反応を得ることを狙っています。
画像や動画を見せて意見を求めることもできます。
広告や商品コンセプトについて、「この表現は伝わるのか」「どこに違和感を持ちそうか」といった仮説を作る段階で活用できるわけです。
博報堂DYグループでは、この仕組みをコンセプト開発、クリエイティブ開発、メディアプラニングなど幅広い提案業務で利用できるようにしています。
ここで私が注目したいのは、AIが人間の生活を勝手に決める仕組みではなく、企業側が「生活者について考えるための相手」として使われている点です。
従来のペルソナは、会議資料の中に書かれた静的な人物像になりがちでした。
バーチャル生活者では、その人物像と「会話する」という形に変わっています。
紙に書かれたプロフィールが、質問できる相手に変わった。
これはマーケティングの現場にとって、かなり大きな変化だと考えられます。
なぜAIで生活者を再現するの?企業が求めるのは「唯一の正解」ではない
では、なぜ企業はここまでしてAI上に生活者を作るのでしょうか。
背景には、従来の生活者理解が抱えてきた難しさがあります。
2026年7月1日に日本アドバタイザーズ協会の「JAAnexus」で公開された博報堂テクノロジーズの井川浩輔氏の記事では、生活者理解について、単に精度を高めればよいのではなく、チームでその理解を共有し、そこから新しい発見や意思決定につなげることが重要だという考え方が示されています。
マーケティングでは、まず担当者の経験から仮説を作り、データで確かめる方法があります。
反対に、大量のデータを分析して、そこから新しい仮説を発見する方法もあります。
前者は速い一方で、担当者個人の経験や直感に偏りやすい。
後者は深い分析が期待できる反面、専門的なスキルや時間が必要になります。
さらに、戦略担当、メディア担当、クリエイターなど役割が違えば、同じデータを見ても解釈が異なることがあります。
そこでAI上の「同じ生活者」をチーム全員で見ながら会話することで、共通の土台を早く作ろうという発想です。
これは、生活者理解をAIに丸投げする考え方とは少し違います。
AIが一つの正解を出すのではなく、複数の可能性や「別解」を見つけるためのパートナーとして使うことが重視されています。
井川氏の記事では、バーチャル生活者が特に役立つ場面として、ターゲット選定、インサイトの深掘り、クリエイティブの事前評価・改善という3つの領域が挙げられています。
ターゲット選定では、市場データや人口動態と照らし合わせながら、「実際にどのくらい存在する層なのか」を考える材料にできます。
インサイトの深掘りでは、表面的な回答だけでなく、「なぜそう感じるのか」「その奥にどんな気持ちがあるのか」と対話を重ねていきます。
クリエイティブでは、広告やコンセプトを提示し、反応をシミュレーションすることで改善ポイントを探します。
ただし、ここには非常に大切なポイントがあります。
AIとの対話だけで生活者理解を完成させるわけではないことです。
AIから得た仮説を、条件の合う実在の生活者へのデプスインタビューで確認し、生身の声を加えて検証する流れが示されています。
私は、この「AI→人→AI」という往復こそ、これからのAI活用で覚えておきたい考え方だと思います。
家庭でも同じですよね。
AIに旅行プランを作ってもらったら、公式サイトで営業時間を確認する。
勉強を教えてもらったら、教科書や学校の資料で答えを確かめる。
AIに最初の仮説を出してもらい、現実で確認する。
企業のマーケティングでも日常生活でも、AI時代に重要なのは「AIに聞く力」だけではなく、「現実に戻って確かめる力」なのだと感じます。
AI生活者の暮らし方はどう変わる?4つの特徴を考える
AI時代に生活者の暮らしはどう変わるのでしょうか。
ここまでの動きを生活者目線で整理すると、大きく4つの特徴が見えてきます。
- 調べる前にAIへ相談する:検索キーワードを考えるより、状況や希望をそのまま文章で伝える場面が増える
- 一人ひとりに合わせた提案を受ける:家族構成、予算、時間、好みなど細かな条件を踏まえた候補を作りやすくなる
- 一度で決めず対話しながら調整する:「もっと簡単に」「別案も」「子ども向けに」など会話を重ねて答えを変えていく
- AIの答えを現実の情報で確認する:公式情報や一次情報、人の経験と照らし合わせながら最終判断する
この変化は、「便利な道具が一つ増えた」というだけではありません。
これまで自分の頭の中だけで考えていた途中のプロセスに、AIという相談相手が入ることを意味します。
私は主婦として、「今日の夕飯どうしよう」が一番分かりやすい例だと感じています。
夕方、冷蔵庫を開けて、残っている食材を見ながら、家族の予定も確認して、「あと30分で作れて、昨日と味がかぶらなくて、子どもも食べそうなもの……」と考える。
これ、意外と小さな判断が多いんですよね!
AIなら条件をまとめて相談できます。
でも、出てきた料理が家族の好みに合わなければ、「辛くないものにして」「魚は昨日食べたから避けて」と言えばいい。
最終的に冷蔵庫を見て判断するのは自分です。
私は、これがAI生活者の暮らし方を象徴しているように感じます。
AIに任せるのではなく、AIと一緒に選択肢を作り、人間が決める。
この関係が上手に作れれば、AIは暮らしの主役ではなく、「頭の中にある細かな作業を少し引き受けてくれる相棒」になってくれます。
一方で、企業側のAI活用が進むほど、生活者に合わせた広告、情報、商品提案も増えていくと考えられます。
博報堂DYグループの「AI-POWERED 生活者発想」では、20万人規模の生活者データのほか、購買パネルデータ「QPR」やWEB行動データ「AudienceOne」などを活用した生活者DATA PLATFORMの構築が示されています。
さらに、エージェントベースドモデルによって業界の仮想市場を再現し、広告出稿によるブランド認知や購入者予測などを行う構想も示されています。
つまり将来、生活者側ではAIに「私に合うものを教えて」と相談し、企業側でもAIが「この人たちにはどんな提案が合うか」を考える場面が増えていく可能性があります。
この「AIと相談する生活者」と「AIで生活者を理解する企業」が同時に増えることこそ、AI生活者というテーマで見逃せない変化だと私は考えています。
バーチャル生活者を支えるCREATIVITY ENGINE BLOOMとは?
博報堂DYグループのバーチャル生活者は、単独のAIサービスとして存在しているわけではありません。
中核となるのが、統合マーケティングプラットフォーム「CREATIVITY ENGINE BLOOM」です。
博報堂DYホールディングスは2024年6月4日、このプラットフォームの開発を発表しました。
BLOOMは、メディアやデジタルマーケティングだけではなく、クリエイティブ制作、販促、CRM、流通などの領域を統合して管理することを目指した仕組みです。
生活者DATA PLATFORMを基盤としてAIを活用し、人のクリエイティビティを広げることが位置づけられています。
構成される主な機能には、マーケティング戦略を支援する「STRATEGY BLOOM」、メディア最適化を支援する「MEDIA BLOOM」、クリエイティブ制作を支える「CREATIVE BLOOM」があります。
さらに購買・EC領域を扱う「COMMERCE BLOOM」、顧客との関係構築を支援する「ENGAGEMENT BLOOM」なども用意されています。
今回のバーチャル生活者は、そのBLOOMの根幹となる機能として位置づけられています。
今後はBLOOMのさまざまなプロダクトとの連携を深め、生活者DATA PLATFORM上で準備される各種データから作成したプロファイル結果も順次連携していく方針です。
ここから見えるのは、AI活用が「文章を書かせる」「画像を作らせる」という単発の使い方から、仕事全体の流れの中へ組み込まれる段階に進んでいることです。
これは私たちの日常にも重なります。
最初は「AIにメールを書いてもらう」だけだった人が、やがて献立、買い物、旅行、勉強、予定整理など、複数の場面で使うようになる。
企業でも、単発でAIに広告文を作らせるだけではなく、生活者理解から戦略、制作、メディア、効果検証までを一つの流れとしてAIとつなげようとしています。
規模はまったく違いますが、「便利な一機能」から「日常の流れを支える存在」へ進むという方向は共通しているように見えます。
AI時代に大切なのは「AIに詳しい生活者」になることではない
ここからは私自身の考察です。
AI生活者という言葉を見ると、「これからはAIを完璧に使えないと取り残されるのかな」と不安になる方もいるかもしれません。
でも私は、そう考える必要はないと思っています。
博報堂DYグループのバーチャル生活者でも、専門的なプロンプトを覚えなくても数クリックで生成できる仕組みが採用されています。
つまりAIが普及するほど、本来求められるのは「難しいAI技術を知っていること」よりも、自分が何に困っていて、何を大切にしたいのかを言葉にできることではないでしょうか。
「安い商品を教えて」だけではなく、
「少し高くても長く使いたい」
「子どもがいるから手入れが簡単なものがいい」
「平日の夕方は忙しいから時短を優先したい」
こうした生活上の事情こそ、AIに伝える価値があります。
AIが賢くなっても、何を心地よいと思うかまで機械に決めてもらう必要はありません。
むしろAI時代になるほど、「自分は何を大事にしているんだろう?」と考えることが重要になるのではないでしょうか。
もう一つ気をつけたいのが、AIが作る人物像を「本物の人そのもの」だと思わないことです。
どれほど大規模なデータを利用しても、バーチャル生活者は実在する本人ではありません。
人間は昨日と今日でも気分が変わりますし、同じ年代、同じ地域、同じ家族構成でも考え方は違います。
だからこそ博報堂DYグループの取り組みでも、AIで作った仮説を実在する生活者へのインタビューで確認するプロセスが重視されています。
私はこの姿勢に、家庭でAIを使う私たちも学べることが多いと思います。
「AIが言ったから正しい」ではなく、「なるほど、そういう可能性もあるのね」と受け止める。
そして、本当に大切なことは現実の情報や人の声と照らし合わせる。
この距離感があれば、AIに振り回されるのではなく、便利なところだけ上手に借りられます。
AI生活者の今後は?「理解される便利さ」とデータへの意識が同時に重要になる
AI生活者の未来を考えると、便利さだけでなく、データとの付き合い方もますます重要になります。
生活者データが豊富になるほど、企業は細かなニーズを推測しやすくなります。
自分にまったく関係のない情報ばかり届くより、自分の生活に合った商品やサービスを見つけやすくなるなら、生活者側にもメリットがあります。
一方で、自分の行動データがどのように使われているのかを意識する必要もあります。
博報堂DYグループの生活者DATA PLATFORMについても、プライバシー保護に配慮しながら企業の顧客データを安全に活用し、広告主やメディア間で連携するための基盤として説明されています。
家庭で生成AIを使う場合も同じです。
氏名、住所、電話番号、パスワード、クレジットカード情報、勤務先の機密情報など、相談に必要のない情報まで入力しないことが基本です。
家族や他人に関する情報も、安易にそのまま入力しないほうが安心です。
AIが暮らしに近づくほど、「使わない」という極端な選択と、「何でも渡す」という極端な選択の間にある、自分なりの線引きが大切になります。
私は今後、AI生活者に必要なのは「AIリテラシー」という難しそうな言葉を覚えることではなく、もっとシンプルな3つの習慣だと考えています。
相談する、確かめる、渡す情報を選ぶ。
これだけでも、AIとの付き合い方はかなり変わります。
さらに企業側にも、AIが導き出した生活者像を一人ひとりに当てはめすぎない姿勢が求められるでしょう。
「この年代ならこう考えるはず」とAIが示したとしても、それはあくまで仮説です。
データによる理解が細かくなればなるほど、人を数字やパターンだけで見ない姿勢が逆に重要になる。
これは少し不思議ですが、AIが人を詳しく分析できる時代ほど、一人ひとりはデータだけでは説明しきれない存在だと意識する必要があるのではないでしょうか。
ここは、AI生活者を考えるうえで私が特に大切だと感じるポイントです。
まとめ
AI生活者とは、単にChatGPTなどのAIサービスを頻繁に使う人だけを指すものではありません。
AIが暮らし、買い物、情報収集、仕事、そして企業による生活者理解にまで入り込む時代を生きる私たち自身を考える視点です。
博報堂DYホールディングスと博報堂テクノロジーズは2025年11月、20万ID規模のQueridaパネルなどの生活者データを背景に、AI上で複数の人物像と対話できる“エビデンスベースド”「バーチャル生活者」のグループ全社員向け利用を開始しました。
その背景には、「AIに正解を出してもらう」のではなく、人とAIが一緒に考え、異なる視点から別の答えを見つけるというHuman-Centered AIの考え方があります。
私たちの日常でも、この考え方は参考になります。
夕飯、旅行、勉強、仕事などでAIからアイデアをもらう。
でも、最後は自分で確認して、自分で選ぶ。
AI時代の暮らしで大切なのは、AIに生活を決めてもらうことではなく、これまで一人で抱えていた「考える途中」をAIと分け合うことなのかもしれません。
毎日の「どうしよう?」が少し軽くなれば、その分だけ家族と話したり、自分の好きなことをしたりする時間を増やせます。
AI生活者になるために、難しい知識から始める必要はありません。
まずは小さな困りごとを一つ、「こんなとき、どうしたらいい?」とAIに相談してみる。
そこから、自分にとって心地よいAIとの距離感を見つけていけばいいのではないでしょうか。
よくある質問
AI生活者とはどんな人ですか?
AIを頻繁に使う人だけを意味するのではなく、AIが情報収集、買い物、仕事、家事などに入り込む環境で暮らす生活者を広く捉える考え方です。
AIによって生活者側の行動が変わるだけでなく、企業がAIを使って生活者を理解する方法も変化しています。
バーチャル生活者は実在する人物ですか?
実在する特定の人物そのものではありません。
博報堂DYグループのバーチャル生活者は、Queridaパネルなどの生活者データを土台に、AIを使って生活者像を再現し、対話できるようにした仕組みです。
AIとの対話で得られた仮説を、実在する生活者へのインタビューで確認する考え方も示されています。
AI時代の暮らしで気をつけることは何ですか?
AIの回答をそのまま事実だと思わず、重要な内容は公式情報や一次情報で確認することが大切です。
また、AIへ相談するときは、氏名、住所、パスワードなど相談に不要な個人情報をむやみに入力せず、「相談する・確かめる・渡す情報を選ぶ」という意識を持つと付き合いやすくなります。

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